お子様が転んで歯をぶつけた!
血が出ている!折れた!抜けた!
パニックにならなくて大丈夫です。まずは深呼吸をして、
すぐに西新宿・都庁前駅すぐの当院へご連絡ください。
【重要】歯が「抜けた」「折れた」場合の緊急ルール
歯が丸ごと抜け落ちてしまった場合、元の位置に戻せる(再植)可能性が高いです。しかし、それには「歯の根っこにある細胞(歯根膜)」を生かしたまま持ってくることが絶対条件となります。
⭕️ 正しい保存方法(いずれかに入れてすぐご来院を!)
- 牛乳(成分無調整)の中に入れる(※最も手軽で推奨)
- 学校の保健室にある「歯の保存液(ティースキーパー)」に入れる
- (牛乳がない場合)お口の中の唾液に浸したまま、飲み込まないように持ってくる
❌ 絶対にやってはいけないこと
- 絶対に「水道水」で洗わないでください!(※細胞が死んでしまいます)
- ティッシュで包まない、ゴシゴシ拭かない
- 根っこの部分(歯根)を指でつままない(頭の白い部分を持ってください)
⏰ タイムリミットは「30分以内」が目安です!一刻も早くご連絡ください。
お父様、お母様へ。ご自身を責めないでください
子どもは予期せぬ動きをする天才です。公園の遊具から落ちてしまった、お友達とぶつかった、家の中で転んだ……。どれだけ気をつけて見守っていても、お顔や口周りのケガを100%防ぐことは不可能です。
お子様の口から血が出ているのを見ると、気が動転し「私の不注意だ…」と自分を責めてしまう親御さんが多くいらっしゃいます。どうか、ご自身を責めないでください。今一番大切なのは、「冷静に状況を判断し、適切な歯科治療を速やかに受けさせること」です。
当院は西新宿・都庁前エリアの小児外傷レスキューとして、迅速な対応を心がけております。「痛がっていないから」「血が止まったから」と自己判断で放置せず、必ず専門医の診察を受けてください。
ケガの症状別:状態の確認と対処法
お子様の口の中を明るい場所で確認し、どの状態に当てはまるかチェックしてください。
1. 強くぶつけた(打撲・亜脱臼)
歯は折れたり抜けたりしていないが、強く打ってグラグラしている、または歯ぐきから少し血がにじんでいる状態です。
- 対処法: 患部を安静にし、硬いものを噛ませないでください。
- 危険性: 外見上は問題なくても、歯の内部で神経が死んでしまっている(後日、歯が黒や灰色に変色してくる)ことや、見えない根っこが折れている可能性があります。必ずレントゲンでの確認が必要です。
2. 歯が折れた・欠けた(破折)
歯の先端が欠けたり、根元から折れてしまった状態です。神経(ピンク色や赤いポチッとしたもの)が見えている場合は激痛を伴います。
- 対処法: 折れた歯の欠片があれば、牛乳に入れて必ず持ってきてください。歯科用の強力な接着剤で元通りにくっつけられる可能性が高いです。
- 危険性: 神経が露出していると細菌感染を起こします。すぐに神経を保護する処置が必要です。
3. 抜けた・めり込んだ(完全脱臼・陥入)
歯が根元から丸ごと抜け落ちた、あるいは強い衝撃で歯ぐきの中に深くめり込んでしまった状態です。
- 対処法: (抜けた場合)前述の通り、絶対に洗わずに牛乳に入れて直ちにご来院ください。(めり込んだ場合)無理に引っ張り出そうとせず、そのままの状態で急いでご来院ください。
- 危険性: 処置が遅れると、歯を戻せなくなるだけでなく、下で育っている永久歯の発育に深刻なダメージを与えます。
4. 唇や舌を切った(軟組織の裂傷)
転んだ拍子に自分の歯で唇や舌、頬の内側を強く噛んでしまい、出血している状態です。口周りは血管が多いため、唾液と混ざって大量の出血に見えることがあります。
- 対処法: 清潔なガーゼやティッシュで、傷口を直接「ぎゅっ」と強めに5分〜10分ほど圧迫して止血してください。
- 危険性: 傷口が深い場合は縫合(糸で縫う処置)が必要になります。泥などの汚れが入っていると化膿するため、消毒が必要です。
「どうせ抜ける乳歯だから」と放置するのが一番危険です
乳歯のすぐ真下の骨の中では、次に生えてくる「一生モノの永久歯」がゆっくりと育っています。乳歯を強くぶつけた衝撃や、ケガをした部分からの細菌感染は、この発育中の永久歯にダイレクトに悪影響を及ぼします。
放置すると起こり得る、永久歯への深刻なトラブル
- ターナー歯(エナメル質形成不全): 生えてきた永久歯の表面が茶色く変色していたり、一部がえぐれたように形がいびつになってしまう現象です。
- 萌出異常(生えてこない・変な場所から生える): 乳歯がめり込んだ衝撃で永久歯の「生えるルート」が乱れ、横から生えてきたり、骨の中に埋まったまま出てこられなくなることがあります。
- 歯根囊胞(しこんのうほう): 神経が死んだ乳歯を放置すると、根の先に膿の袋ができ、これが永久歯を圧迫して周囲の骨を溶かしてしまいます。
「血が止まったから」「痛くないと言っているから」という素人判断は非常に危険です。外傷後は、必ず歯科医院でレントゲン撮影を行い、目に見えない骨や永久歯へのダメージがないかを確認し、数ヶ月単位での「定期的な経過観察」を行うことが小児歯科の鉄則です。
ケガ・外傷に関する よくあるご質問(FAQ)
Q. 血が止まらず、子供が大泣きして口の中を見せてくれません。
A. 無理に口を開けさせようとすると余計にパニックになります。まずは親御さんが落ち着き、優しく声をかけながら背中をさするなどして落ち着かせてください。血や唾液で汚れた顔を濡れタオルで優しく拭き取り、そのままの状態で当院へお電話の上、ご来院ください。プロである私たちが安全に確認・処置いたします。
Q. なぜ抜けた歯を「水道水」で洗ってはいけないのですか?
A. 歯の根元には「歯根膜(しこんまく)」という、歯と骨を繋ぐ非常に重要なクッション細胞が付着しています。水道水(真水)は体液と浸透圧が異なるため、この細胞が水を吸って破裂し、死滅してしまいます。細胞が死ぬと、歯を元の位置に戻しても骨とくっつきません。体液と浸透圧が近い「牛乳」や「専用保存液」に入れるのはそのためです。
Q. ぶつけた数日後に、歯が灰色(黒っぽく)なってきました。
A. ぶつけた衝撃で歯の内部の血管が切れ、神経が死んでしまっている(失活している)サインです。放置すると根の先に膿がたまり、永久歯に悪影響が出るため、内部の死んだ神経を取り除いてお薬を詰める「根管治療(こんかんちりょう)」が必要になるケースが多いです。お早めにご受診ください。
Q. 予約していませんが、すぐに診てもらえますか?
A. 外傷・ケガによる急患は、最優先で対応いたします。 ただし、他の患者様の診療状況や、外科処置の準備があるため、ご来院前に必ず一本お電話をお願いいたします。到着時刻に合わせてスタッフが受け入れ態勢を整えます。
今すぐお電話ください(急患随時受付)
「どうしよう!」と迷ったら、まずはプロにご相談を。お電話にて状況を伺い、応急処置の指示やご来院のタイミングをお伝えします。
ベビーカーのまま診療室へ入れますので、そのままの状態でお急ぎください。
診療時間:平日 9:30〜18:30 / 水曜 11:00〜20:00 / 土曜 9:30〜17:30(休診:隔週日曜・祝日)
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