接着治療に対応しています

西新宿・都庁前の歯医者『ラ・トゥール新宿歯科』では、「接着治療」に対応しています。

接着治療とは

西新宿・都庁前の歯医者『ラ・トゥール新宿歯科』では、「接着治療」に対応しています。接着治療は、歯科において歯と修復材料を化学的に結合させる治療法です。この技術は、虫歯の治療や欠けた歯の修復、歯列矯正など幅広い用途で用いられています。以下に、接着治療の特徴を説明します。

特徴

化学的結合

一般的な保険治療の銀歯などでは、セメントで詰め物や被せ物と歯質の隙間を埋め、合着しているだけですが、接着治療では、歯のエナメル質や象牙質と修復材料を化学的に結合させます。これにより、修復物がしっかりと歯に固定されます。また、一般的なセメントでは、経年でセメントが流れ出し、詰め物や被せ物と歯質の間に空間ができ、そこに菌が入り込み、詰め物や被せ物の下でむし歯が進行する(二次虫歯)といったことが起きることもありますが、接着治療ではその予防も期待できます

保存的治療

接着治療は、歯を削る量が少なくて済むため、健康な歯質を最大限に保存できます。これにより、歯の強度や寿命をより長く保つことが期待できます

当院の接着治療 ~ 歯質と詰め物をしっかり「接着」

一般的に、虫歯治療では、虫歯の部分を取り除いて、できた穴の部分に詰め物を充填して修復しています。この虫歯を削った時にできる穴は、エナメル質と象牙質でできているため、詰め物を接着させようとしてもすぐに取れてしまう状態でした。西新宿・都庁前の歯医者『ラ・トゥール新宿歯科』では、虫歯を削っていきなり詰め物をするのではなく、いくつもの行程を経て、しっかり詰め物を接着する「接着治療」に対応しています。

接着治療の行程

西新宿・都庁前の歯医者『ラ・トゥール新宿歯科』では、エッチング、プライミング、ボンディングがそれぞれ別の溶液になっている「3液性」のシステムを採用しています。

歯を削った後の状態

歯を削った後は「スメア層=歯を削る時の歯質の切削くずなどによる層」ができています。当然、このままでは人工の歯の接着はうまくいきません。

① エッチング(セレクティブエッチング)

当院では、まずエナメル質のみをリン酸でエッチング(酸処理)し、水洗・乾燥後にエナメル質と象牙質両方に対して接着材を塗布する必要があります。 このようなエナメル質への選択的なリン酸エッチング「セレクティブエッチング」を行っています。

② プライミング

次に「プライミング」を行います。エッチングによって、エナメル質や象牙質を侵食し、歯質表面をリアス式海岸のようにギザギザにした次に、プライミングで、このギザギザのくぼみにプライマー(レジンモノマー)を流し込んで、ギザギザ面に馴染ませます。

③ ボンディング

そして「ボンディング」を行います。ボンディングでは、プライマー(レジンモノマー)で濡れたギザギザの表面に、さらにプライマーとは別の種類のボンディング(レジンモノマー)を流し込んで、その後、特殊な光を照射し、プライマーとボンディングの両方を重合させ、しっかり接着します。


補足

その他当院の接着治療全般について。

POINT

当院の接着治療では、削った歯に詰め物や被せ物をする前の「見えない部分」の処置まで、精密に手間をかけて行います。このような処置を行うには手間も時間も材料費も発生するため、しっかり行ってないケースも散見されます。しかし当院ではこのような細部まで精密に処置を行うことで、より再治療の抑制につなげ、治療を長持ちさせ、結果として歯の寿命を延ばすことにつながるよう治療を行っています。見える部分だけでなく、見えない部分までいかにこだわって治療を行うかが大切であると考えています。