小児の治療と予防
こどものむし歯はどうしてできる?
むし歯の原因菌は、糖を分解して酸を出し、その酸が歯を溶かします。
お菓子やジュースだけでなく、ダラダラと食べたり飲んだりし続けるのは非常によくありません。
おやつは時間を決めて食べさせるなど、食生活のリズムを整えることが大切になります。
こどものむし歯の特徴
こどものむし歯は非常に進行が早く、あっというまに歯がボロボロになってしまいます。
常に注意するようにしたり、定期的に歯医者に行くようにする必要があります。
また、いずれ永久歯に生え変わるからと放置してしまうと、永久歯にも悪い影響が出ることも少なくありません。
こどものむし歯予防
2〜4歳頃
2歳過ぎに一番奥の乳歯(第二乳臼歯)が生えてくると、かみ合わせの部分と歯の隣接面のむし歯予防が大切です。むし歯のできやすいところを正しく理解し、しっかりとブラッシングをしてください。この時期は保護者による丁寧な仕上げみがきが必要です。おやつは、与える時間・量・種類・回数に注意しましょう。また、この時期のおしゃぶりは、今後のかみ合わせにも悪影響があります。やめさせる方法などもご相談ください。
5〜10歳頃
5〜6歳頃には、乳歯の奥歯のさらに奥から、6歳臼歯(第一大臼歯)が生えてきます。大きくてかむ力も強く、とても大切な歯ですが、生えたての歯の歯質は未熟で、非常にむし歯になりやすく、位置的にもブラッシングしにくく、かみ合わせ面の凹凸は複雑で溝も深いため、むし歯になりやすく、なっても気づきにくい特徴があります。
永久歯への生え変わり時期について
生え変わりの目安
A:1番前の前歯 | 上:6〜8歳 下:5〜7歳 |
B:2番目の前歯 | 上:7〜9歳 下:6〜8歳 |
C:前から3番目 | 上:11〜12歳 下:9〜10歳 |
D:前から4番目 | 上:9〜11歳 下:9〜11歳 |
E:前から5番目 | 上:10〜12歳 下:11〜13歳 |
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