顎関節症の治療

顎には全身のバランスをとる役割もあります。近年、この顎の関節の不快な症状を訴える方が多くなってきました。あごが思い通りに動かない、あごが開きづらい、食べ物が噛みづらい、あごを動かと不快な音がする、あごの関節に痛みを感じるなど、様々な症状にお悩みの方がいらっしゃいます。

このような「顎関節症」は、肩こり・腕や指のしびれ・偏頭痛、耳や鼻の不快感といった症状を同時に感じる場合も多く、軽い症状から重い症状まで多岐にわたります。

顎関節症の原因として、かみ合わせ、歯ぎしり・食いしばり、片側だけで噛む習慣、頬杖など、顎への負担があります。

その他、精神的ストレス、外傷など原因は様々です。お一人おひとりの症状に応じて治療を行います。

スプリントとは顎関節症治療用のマウスピースのことです。透明の樹脂でできたスプリントを装着し、かみあわせを調整しながら、かみしめ時の顎関節の負担を軽減します。

症状がひどい場合には鎮痛剤で炎症を抑えることもあります。

歯の治療などによって、かみあわせが悪くなり、それが原因となって顎関節症になった場合は、歯を削ったり、または被せ物などを使用して歯を高くしたりしてかみあわせを合わせていくことで顎関節症を治します。